夫はATM、私は賢い倹約妻。そんな私の思い込みを覆したお金を稼ぐことの過酷さ

「亭主元気で留守がいい」
そんなことを豪語する母に育てられた私。

 

以前は私も母の影響で、夫を「ATM」として対応していました。

 

残業や休日出勤をする夫に対して残業代や特殊勤務手当の確認をしていました。

 

上がるはずだった賞与が下がった年も、夫のせいではないのに「あーあ」と言っていました。

 

仕事上の交際費も細かくチェックし、下戸の夫に対して「2次会って必要ですか?」と嫌みも言っていました。

 

夫が子供のために購入するおもちゃを「無駄」「余計な物を買わないで」と言ったこともあります。

 

その裏には、
「自分は、先着200名様、お一人様1パックの玉子に並んでいる」「ガソリンが勿体ないから自転車を使っている」
「私は夫の安い給料でも節約している賢い妻」
という自負があったのです。

 

そんな私の考えが変わったのはパート勤めをしたことがきっかけです。

 

1時間働いてこれだけ。1年間続けて昇給が数十円。

 

そして、不透明で還元されることのない「親睦会費」「部署内お茶代」が毎月、時給分引かれる理不尽さ。

 

自分が働き始めてやっと夫の苦労と、社会の仕組みが見えてきました。

 

今は完全に、夫にかしずく者として生活しています。

 

子供とは違う夫の好物を、賄える範囲で1.2皿付けたり、夫の茶碗は子供とは違う高い場所に置いています。

 

上を見るときりがありませんが、この位の生活が自分に合っていると思っています。

 

気付きを生活に活かせる奥様の素直さに感動しました

「私の考え方が間違っていたのかしら」
そんな風に思っても、悔しさや恥ずかしさからなかなかそれを口に出せる人っていません。

 

それなのに、自分のパート体験からお金を稼ぐ大変さを知り、旦那さまの偉大さに気付き、「かしずく者」にまで気持ちを切り替えることができるのはとてもすごいことではないでしょうか。

 

こういう素直な気持ちこそ、夫婦円満の秘訣かもしれませんね。勉強させられました。

 

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